ミネラルウォーターは治療のための水だった?

      2016/04/11

セーチェーニ

世界中で人気のミネラルウォーターは、
温泉水だったって知ってましたか?

日本では温泉というと、癒しの空間という印象がありますよね。
でも、海外では温泉は医療行為にもなるんです。

ヨーロッパでは、温泉を治療に使う研究が進んでいます。
そんな温泉治療の先進国では、温泉を飲んで治療することもやってるんですね。

温泉と同じ源泉がら採った水を温泉水といいます。
エビアンなんかの有名な、ミネラルウォーターも温泉水だったんですよ。

そんな、温泉治療の先進国のミネラルウォーター事情を見てみましょう。

 

治療に使われる硫酸温泉

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温泉の種類に、治療目的で使う療養泉というのがあります。
そのなかに硫酸温泉というのがあります。
いわゆる酸性温泉ですね。

日本ではアルカリ温泉(いわゆる美肌の湯)が多いので、酸性温泉は珍しいです。
でも、治療効果が高いとされているのは酸性温泉です。

硫酸温泉の成分が”サルフェート”

実はサルフェートとは日本語で”硫酸イオン”のことなんです。
ただ硫酸イオンと表現すると、
理科の実験室にある濃硫酸をイメージする人がいて、
怖がるといけないからサルフェートと言ってるんですね。
温泉の世界ではそのまま”硫酸温泉”と言ってます。

硫酸温泉は細かく分けると。
ふくまれるミネラルの違いによって。
芒硝泉(硫酸ナトリウム)
石膏泉(硫酸マグネシウム)
正苦味泉(硫酸カリウム)
に分かれます。

マグネシウムが多い硫酸温泉は、その名もズバリ「石膏泉」といいます。
石膏泉の効能はこうです。
入浴の場合:皮膚病、切り傷、やけど、動脈硬化
飲む場合 :糖尿病、痛風、慢性便秘、肥満症
硫酸温泉は場所によっては酸性のため歯のエナメル質が溶けることがあります。
温泉水を飲むときは医師の指導に従ってください。
石膏温泉は比較的刺激の少ない温泉です。

市販のサルフェート入りミネラルウォーターは、
弱アルカリの水を使っているので飲んでも大丈夫です。

日本で温泉というと入浴、体を休めるために湯につかるイメージがありますが。
ヨーロッパでは温泉というと治療目的が中心で「飲む」ことも多いです。

セーチェーニ

だから温泉から採った水「温泉水」も飲んでいます。
もちろんサルフェートの入った硬度の高い湯を飲んでます。
ミネラルウォーターとして有名なエビアンやヴィシーも、もともとは飲む温泉水なんです。

エヴィアンは硬水。

腎臓結石を患っていたフランス貴族が発見し飲んだところ良くなったので評判になりました。

 

ヴィシーは重炭酸塩です。

フランスのヴィシーは温泉療法の盛んな町です。

医療目的として温泉を活用するのはヨーロッパの方が進んでいるんですね。
日本の温泉がレジャー化し、温泉で治療するのは迷信とされていったのとは対象的です。

もちろん、温泉療法は全ての人に効果があるわけではありません。
西洋医学ほど劇的な効果がないのは確かです。
まずは医師の診察を受けたほうが早く治るでしょう。
だからといって温泉療法が無意味と決め付けるのもおかしな話です。
西洋医学も100%完治するわけではないですよね。

硬水は腎臓、胃腸の弱い人が飲むと健康に悪いこともあります。
だれにでもお勧めできるというわけではありません。

国内では温泉療法をニセ科学だという批判もありますが。
温泉水=サルフェートの多い硬水は飲む石膏だからやめた方がいいのは、
世界の流れから取り残された迷信なんですよ。

日本人は温泉大好きな国民なのに。
温泉の本当の力を生かせてないなんてもったいないですね。

 

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